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長野県とその周辺の私だけのお気に入り撮影スポットを紹介します!!! 鉄板の風光明媚なスポットは期待しないでくださいね。 ジモト在住ならではの穴場的な、あまり光があたってないところに光をあてたマニアックな場所をご紹介いたします!!!

茅野市 建築家:藤森照信作品群




さて、茅野市にある、建築家藤森照信さんの作品です。

通称「空飛ぶ茶室」です。

正式名称は 「空飛ぶ泥舟」と「高過庵」です。

”・・・・” 言葉がないです。

こちら高過庵。”たかすぎあん”と読むそうです。
Time誌の「世界でもっとも危険な建物トップ10」入りをしているそうです。




こちらが空飛ぶ泥船。


そして、神長官守矢史料館 。
唯一我々の理解が及ぶ作品に見えますが、
中に入ってみるとなかなか不思議な空間が広がっています。

 

さてこんな奇抜な作品を考える藤森照信さんてどんな方なんでしょう。
またその建築群の詳細です。
  
  建築家 藤森照信 と 建築群
実は私は別のプロジェクトでこの方を知りました。
それは「路上観察学」。
藤森照信さんはその路上観察学会の創設メンバーだと記憶しております。

アカデミックな名称ですが、路上観察学会主催のセミナーに参加してみると、
冗談半分、まじめ半分であることがわかります。

たしか1980’Sのサブカルチャーで「超芸術トマソン」というのがありました。
路上観察学はその流れを汲んでます。

以下はWiKiによる「超芸術トマソン」の説明です。

"超芸術トマソン(ちょうげいじゅつトマソン)とは、赤瀬川源平らの発見による芸術上の概念。不動産に付属し、まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物。存在がまるで芸術のようでありながら、その役にたたなさ・非実用において芸術よりももっと芸術らしい物を「超芸術」と呼び、その中でも不動産に属するものをトマソンと呼ぶ。その中には、かつては役に立っていたものもあるし、そもそも作った意図が分からないものもある。 超芸術を超芸術だと思って作る者(作家)はなく、ただ鑑賞する者だけが存在する。"

なぜトマソンか。
当時の巨人軍には外国人の助っ人トマソンという打者がいましたが、
空振りばかりで不発続き、役立たないのに存在している。
転じてなんの役に立つのかわからないのにそこに存在しているもの
を指す言葉としてサブカル的に使われるようになりました。

次に同じくWikiによる「路上観察学会」の説明です。

”1986年、設立。学会を名乗っているが学会的運営をされていたわけではなく、実質的には筑摩書房の編集者松田哲夫の企画により赤瀬川原平を中心に据えた、文筆家・美術家・漫画家・特異な収集家を本の出版に合せてまとめた集団である。 「路上観察学会」は1986年に筑摩書房の本「路上観察学入門」の発売に合わせて東京一ツ橋の学士会館で結成発表会を行いマスコミ関係者を集めて質疑応答などをした。この時の様子は、参加したとり・みきが著書「愛のさかあがり」に、エッセイ漫画の形で書き残している。

「路上観察学入門」の著者は以下のグループに大別できる。

  1. 超芸術トマソンで知られる赤瀬川原平。およびその弟子筋(美学校「考現学教室」「絵文字工房」生徒)や、影響下の人脈という無名人を含むグループ(松田哲夫、南伸坊、飯村昭彦、鈴木剛、田中ちひろ、森伸之)。
  2. 東京建築探偵団として活動していた東京大学生産技術研究所助教授(当時)、建築史研究の藤森照信。
  3. マンホールの蓋の本で世に現れた観察収集家林丈二、 建築破片の収集家一木努というそれまで世間にはあまり存在の知られていなかった孤高の収集家・観察家。
  4. 博物学研究の荒俣宏、評論家四方田犬彦、漫画家とり・みき、元漫画家・江戸風俗研究家杉浦日向子、など有名作家のグループ。

結成発表終了後学士会館前でモーニングを着用したメンバーが整列をして写真撮影を行なった。なおこのメンバー全員が集まったのはこの時だけである。以降のマスコミ、出版物、地方イベント出演のさいは松田、赤瀬川、藤森というメンバーを軸として他にその時々で文化人などをゲストに入れるという構成である。”

どうですか。メンバーを見ても冗談半分、まじめ半分であることがわかります。

試しに「路上観察学会」で検索してみて下さい。
上位にランクされた画像をみていただくとどんなコンセプトなのか一発でわかります。

笑えますよ~


ところで、この路上観察学会のセミナーが2015,2016と長野県は岡谷で開催されました。
季節はちょうど5月の連休前から連休中に行われます。

私は2期とも参加させていただきましたが、面白かったですよ~。

講師は路上観察学会の事務局長の松田哲夫さん、学会員の林丈二さんでした。

詳細は"岡谷編”で詳しく書かせて頂きます。

さてこの藤森照信作品群、茅野市のどこにあるかというと、
非常に説明しにくいところにあります。番地とかあるのかな。

一応アクセスマップを掲載致しますのでご確認ください。

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